アッラーアクバル!アッラーは偉大なり!

  • 2011/06/22(水) 05:52:09

西アジア、中近東、北アフリカを旅すると幾度と無く耳にするアザーン。
イスラム教では一日5回のお祈りの呼びかけとして、モスクから発せられるのがアザーン。
「アッラーアクバル」(アッラーは偉大なり)と4回。

イスラーム教のひとつとして、神秘主義スーフィーがある。
托鉢行を行ったり、肉体を酷使することにより、精神的なところで神を体現しようとするのが目的。
今現在イスラーム圏で見ることが出来るのは、以前シリアでも見ることが出来た旋舞セマーと呼ばれるダンス。

エジプト・カイロでもセマーをみるチャンスに恵まれた。
場所はスルタンゴーリーのマドラサ(イスラムの学校)、水曜と土曜に行われるツーリスト向けのショー。

さすがに週2回演奏しているだけあって、演奏と踊り、そして観客を引き込むのが上手く、クオリティーが高い!

巧みなタラブッカさばきも見事!

息を呑むほど、回る彼ら。回っている本人達は瞑想状態のような境地なのだろうか。
神への思いあるがゆえのダンスは、とても力強い。

Bayram-Turkish Folk Songs & Sufi MelodiesBayram-Turkish Folk Songs & Sufi Melodies
(1994/12/19)
Bayram Bilge Toker

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革命後のカイロ

  • 2011/06/16(木) 01:37:10

2011年1月25日 エジプトのカイロで革命が起こった。
100万の民衆がカイロの中心地タフリール広場に集まり、長い間政権に居座っていたムバラク大統領を退任に向かわせたのだ。フェイスブック革命と呼ばれた今回の革命は武力行使なしで、平和裏に行われるつもりだったのだが、既存権力は民衆に牙を剥いてしまった。

ちょうど革命から4ヵ月後のカイロを、西アフリカのガーナから訪れた。
街はいつも通りの平穏を取り戻し、日常生活にもどっているも、人々には革命を起こした後の、何か誇らしげな雰囲気を感じたのは気のせいだろうか。
音楽や芸術のシーンにおいても、革命を題材にした写真展や絵画展などの内容が多かった。音楽や芸術は平和あってのものなんだなと改めて感じさせてくれた。

そんなカイロ滞在中には、オペラハウス、イスラム教の学校マドラサ、新しいライブハウスなどを訪れ、今のカイロを堪能してきた模様をお送りします。

まずは、ナイル川の中州にある現代美術館などを擁する複合芸術センターオペラハウスにて行われた若手エジプト人Belal El Sheikhの演奏。エジプトの琵琶のような楽器ウードの弾き語り。演歌節のきいたこってりアラビック音楽で、乾燥していたアフリカから来ると、この湿度の高い、執拗な歌いまわしと、延々続くのではないかと思えるシーケンスに驚く。やはりアラブ、こてこて。


そして次はダウンタウンにあるライブハウス「マカン」
R0032378


http://www.egyptmusic.org/

2階建てで、吹き抜けからもステージが見れ、

ライブハウスの至る所に、不思議な楽器が飾られている。

地元のカイロの若者や、エジプトで音楽を勉強している外国人や、長期滞在している旅人、そして在住者など、幅広い客層で、雰囲気もよい。
そして登場するのが↓ [mazaher ensemble]


圧倒的な貫禄で、一気に独自の世界を作り出す。まずはお香でお清め。
このライブはZARと呼ばれるスーダンに伝わる神秘音楽の一つ。
女性のためのトランスミュージックと言われ、女性が中心となって演奏する。
男性中心のイスラム世界においては稀有な伝統音楽で、今ではこのザールの演奏者は極稀だ。演奏は笛や太鼓、そしてハープのような楽器も登場し、一曲一曲徐々に盛り上がりを見せ、中盤には女性が中心となって踊りだし、恍惚状態へ。









この[makan]では伝統音楽を踏まえ、新たな音楽のアプローチを表現する場となっているライブハウス。音楽好きは是非行って欲しい場所のひとつです。

Zar-Trance Music for WomenZar-Trance Music for Women
(2006/04/25)
Awlad Abou Al-Gheit

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祈りの歌の力強さ

  • 2011/06/14(火) 19:43:59

ブルキナファソの田舎町バンフォラに滞在中、復活祭イースターのお祝いに遭遇した。
ちょうど復活祭の日曜にミサがあるということで、町外れにある小高い丘の上にある教会に。

ミサは復活祭とのこともあり、村人がそれぞれ青年グループや主婦グループ、中学生グループなどに分かれて出し物のように、各々賛美歌を歌う。
今まで賛美歌とはオルガンなどの伴奏での崇高な賛美歌しか、見たことも聞いたこともなかった。カトリックでのサンチアゴの巡礼でもパイプオルガンでの賛美だったのだが、
アフリカには太鼓があるのだ。 ジャンベと、カホン(!)、そしてアフリカンな歌声。

そして やはりみんな踊る!踊る!
田舎の町の教会だからか、ブルキナファソの民俗音楽に神の賛美を織り交ぜた歌声とリズム感は、アフリカならではなのかな。


そして ところ変わって、英語圏ガーナへ
フレンチアフリカから英語圏アフリカへ移ると、音楽もイキナリアメリカン!
バスの中や町中の音楽がマライヤキャリーになったりするのだ。。。。。

ガーナでは逆輸入のゴスペルを教会で聞くことができた。


ゴスペルは、もともと宗教や自由を剥奪された黒人奴隷が、救いを求めたときに出会った福音(ゴスペル)を、独自のリズムとスケールをもって生み出した、実はとってもアフリカな音楽。それがアメリカから逆輸入されてきたのがガーナやナイジェリアなどの英語圏で聞けるのだ。

数千人、数万人という奴隷が送られたという城塞の残る世界遺産の街ケープコーストの教会は、人口に対しても数多くあり、北アフリカのアラブイスラムの浸透力がアフリカを南下すればするほど徐々になくなり、キリスト教徒の比率も高い。
教会も豪華で、賛美歌の際には、青年によるバンドでの伴奏つきだ。ここではアフリカの伝統的な楽器は無く、ドラム、キーボード、ベース、そして美しい伸びのあるボーカル。もうここはアフリカではなくアメリカの影響を感じさせる。
R0032017


演奏はロック、ファンクなリズムを織り交ぜ、圧倒的な歌唱力(!)で、教会全体を揺るがし、全員大合唱!神への賛美の力強さを見せてくれた。


世界中で活躍する黒人アーチスト中でもスティービーワンダーなどが、ガーナを自分のルーツとして考えてるのが興味深い。シャデーも隣国ナイジェリア出身。

Ultimate CollectionUltimate Collection
(2011/05/03)
Sade

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アフリカンレゲエ

  • 2011/06/13(月) 02:17:01

西アフリカを旅すると、そこらじゅうから「ラスタ!ヤーマン」と声がかかる。
特に楽器を演奏するプレーヤーはやたら「ラスタラスタ」と言って来る。

アフリカ回帰主義をベースのラスタ運動は、ジャマイカのボブマーレーによって世界的に広がっていった。そしてこの西アフリカでも同様にアフリカ回帰主義のラスタの考えは引き継がれていた。

ブルキナファソのボボの唯一クーラーの効いた服とCD屋に、オススメのレゲエアーチストを聞いてみた。


まずは地元ボボのアーチスト ↓
Sweet Zion from Bobo Burkina Faso

う~ん なんだか やわらかいなあ。ゆるすぎるのがブルキナらしいのか。

こんな調子のレゲエがブルキナファソのテレビでは一日中かかっていて、地元のお姉ちゃんが腰を振って踊っている。。。。。

さらにCD屋の兄ちゃんにオススメを聞くと、他は隣国コートジボワールのアーチストばかり。

西アフリカのニューヨークと言われるアビジャン、豊かな土壌と、文化的にも独自のアフリカン文化を育んでいるコートジボワール。今回は大統領選挙の混乱で、ほぼ内戦状態と言うこともあり入国できずだったが、面白そうな音や文化は、コートジボワールが多かった。

しかし、政治的に混乱が続くこの国では、多くのアーチストは国外に亡命(多くはフランスやマリ)し、自国そしてアフリカが抱える貧困や社会的な問題を歌っている。

Tiken Jah Fakoly from Cote d"ivoire


そしてアフリカのボブマーリー Alpha Blondy wailersを率いてのアルバムもあります。
この動画はピンクフロイドのカバー。


歌を通してイスラム教とキリスト教とユダヤ教の調和を伝えようとした彼は、モロッコでのライブをヘブライ語で歌ったりもする。



ElohimElohim
(2011/03/10)
Alpha Blondy

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アフリカのアンダーグラウンドキャバレー

  • 2011/06/09(木) 09:46:06

今回のアフリカトリップのお気に入りの街ブルキナファソのボボ。

気候がいいからか、どこのバーや、ライブ会場はオープンエアーが当たり前。地元の音楽好きからミュージシャン、観光客そして在住フランス人がちょうど良いバランスで音楽を楽しんでいる。

ここで宿泊したのはライブハウス「Bambous」(フランス語で竹)の中にあるゲストルーム。
このライブハウス、地元でも有名で、音楽を聴くなら、全員一致で勧めるのがここ。オーナーはフランス人、昼から地元のアーチストのレコーディングを隣の部屋でしていた。

ここでは週末になるとボボのアーチストを中心にアフロ、レゲエ、、そしてアフリカンダンスなどのプログラムが組まれている。

このアフリカンダンスのショーが圧巻だった。
ジャンベ隊とバラフォン(木琴)をベースにアフリカンリズムを刻み、その音にあわせたダンスを男子6名女子3名でのストーリー仕立てのショー。
ストーリ的にはこんな感じ。「昔はみんな仲良く踊っていたのに、都会に行ったある仲間のうちの一人が、携帯電話やら、おしゃれなファッションやらに気取り、気づいたら大事なダンスや仲間(心)を忘れてしまった。そして、それを紆余曲折しながらアフリカの魂として取り戻すというようなストーリー。」

リズム感と肉体のバネ、同じ人間と思えない力強さを見せてくれたアフリカンダンスは強烈だった。



そして週末のアフターアワーにうってつけの場所がbolomakoteというエリアにある、その名もcabaretキャバレーだ。(フランス語圏ならではのネーミング)

ここでは掘っ立て小屋のようなところで、ジャンベ、タムタム、そしてバラフォンの演奏が聴ける。
ボボはバラフォンが有名なところで、特にこのキャバレーでは地元でも指折りのミュージシャンが登場する.




ここでは瓢箪(kalabash)に穀物ビールを入れて飲む。
近所のおばさんが踊りながら瓢箪に注いでくれる。
それを見かねたミュージシャンが、俺達にもくれと。
(アフリカで会ったミュージシャン(自称か他称)は、外国人を見つけるとまずは「金をくれ。リスペクトだぜ」と言ってくるのが当たり前。)

観客も地元民がほとんどで、おばちゃんが踊りだしたりするのだ。
地元の人が純粋に音楽とお酒を楽しみ、しかもそれが伝統として残っているのがボボ。

西アフリカで音楽を楽しむならボボですよ~

日本人が知っておきたい「アフリカ53ヵ国」のすべて (PHP文庫)日本人が知っておきたい「アフリカ53ヵ国」のすべて (PHP文庫)
(2011/02/01)
レッカ社

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マリの伝統楽器 21弦のコラ奏者

  • 2011/06/07(火) 07:43:29

マリ帝国時代から 歴史や物語を伝える役目、伝承人として存在していたグリオ。
今現在 モダンミュージックとの融合も進み、世界中の音楽好きには、たまらないアーチストが多いマリ。

日本でもなじみのあるジャンベはもちろん、21弦の弦楽器コラが、特に美しい音色を奏で乾いた空気によく合う。
kalabashというひょうたんをくりぬき、21本の弦を響かせる。

ニジェール川のほとりの町セグーにて、コラを中心とした演奏を聴くことが出来た。



場所はセグー中心地のバーで、その名も「KORA Bar」週末の木曜から土曜の毎晩演奏される。チャージはなしで、ドリンクを頼む。
席に着くと、やたら愛想のよい「自称オーナー」がサービスしてくれるのだが、どう見ても普通のおっさん。
そんな彼が、コラやマリの音楽についていろいろと説明してくれた。

コラ奏者、タムタム、ジャンベ、カラバス、タマニのバンド編成で、出だしは
徐々に各々の音を織り交ぜながらのインプロを聞かせ、期待したのもつかの間。
気づいたらヴォーカル登場。 しかも前日に違うところで見た、同じヴォーカル。(笑)

一曲終わると、すぐにヴォーカルがよってきて「昨夜も来てくれたよね」と。
「たまたまなんです」とは言えず。言葉を濁す。あまり大きな街ではないので、ミュージシャンも掛け持ちか。

またそのヴォーカルは、コブシ効かせるタイプで、この繊細なコラの音に、まったく合わない(笑)
これもアフリカ的ではあるのだが、マリは特に抜けきらない、グルーヴ感が渦を巻いてるだけで、ちっとも昇華しない演奏ばかりだった。

代表的なコラ奏者はグラミー賞を2回も取っているToumani Diabate、71代目の正真正銘のグリオだ。

Ali & ToumaniAli & Toumani
(2010/02/23)
Ali Farka Toure、Toumani Diabate 他

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ブルキナファソのギターおじさん

  • 2011/06/06(月) 05:10:41

ブルキナファソっていう国名を聞いて、どれだけの人が地図上に指差せるのかな。。。 

そんな私もブルキナファソという国名をまともに聞いたのはネパールでキャンプしていたときのこと。ネパール在住のフランス人に、アフリカに行くならブルキナファソがいいよと勧められたのだ。 色濃く残る民族と、文明社会からの影響の少ないアフリカらしさを味わえるという。

そのブルキナファソの第2の都市(といっても都市とは言えないちょっとした町)ボボ・ディウラッソ 通称ボボは伝統的音楽からレゲエ、、アフロポップス、なんでもござれを素晴らしい環境で堪能できる町だった。


通常白黒のプリントでフライヤーが町中に貼られるのだが、今回のアーチストは、スポンサー付きかつカラープリント!
これが町中のマンゴの木に貼られるのだ。

会場は、CCFというまたもやフランス文化センター的なところ。
http://www.ccfhenrimatisse.com/

ボボの魅力は、どこのライブ会場もオープンエアーということ。大きなバオバブやマンゴの木に囲まれ、アフリカの音楽を心行くまで楽しめる。入場料もライブによりけりだが、地元の人も遊びにくるので料金設定が安め。500CFA(100円)くらい。

このCCFももちろんオープンエアーで10メーターはあろうかというマンゴの木に見守られている。そして、ちょうどシーズンのマンゴが、ドサッと時々落ちてくる。

ボボ滞在時にもっとも盛り上がったライブはEugene kounker
http://www.myspace.com/eugenekounker

伝統的なアフリカン、ブルース、ジャズ、アフロビート、そしてラテンまでをうまくブレンドし、メローナンバーからアップテンポまで幅広くプレイ。結局2時間半くらいは演奏したのでは。観客は長くて疲れた西洋人と、タフでのりのりのアフリカ人の対照的な反応が面白かった。

アンコールは、観客もステージに上がったり、全員総立ちで踊る!

人の良さそうで、アーチスト然せず、ギターをプレイできるのがひたすら楽しいと、見ているこっちまで感じる素敵なアーチストでした。



そんな彼が敬愛するナイジェリアのアフロビートの王様フェラクティの定番 ↓

Open & Close / AfrodisiacOpen & Close / Afrodisiac
(2010/02/16)
Fela Kuti

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マリ ここは音楽の国。 Amadou & Mariam

  • 2011/06/05(日) 07:05:01

西アフリカの中でも、文化、音楽的にも異彩を放っているのがマリ共和国。

少しずつ小出しにしていきます~。

まず 盲目デュオの Amadou & Mariam


http://www.amadou-mariam.com/

マリ南部のシカッソ出身の彼ら。
80年代~90年代ではマリのブルースをプレイしていたが、
マリの伝統的な音楽にロックギター、シリアのヴァイオリン、キューバのトランペット、エジプトのネイ、インドのタブラ、そしてマリのドゴン族のパーカッションを織り交ぜた独自のスタイル「アフロブルース」を確立。

世界中の癖のある楽器をごちゃ混ぜにしながらも、ポップに仕上げた感じは、そう あのManu chaoにも通じるものが。
そしてManu chao からの逆オファーを受け共演。 世界中でもヒットした。


henrik schwarzのリミックスも面白い。


そんな彼らは U2のアフリカツアーのサポートやフェスティバルに引っ張りだこ。

マリのニジェール川のほとりの町セグーで毎年行われている
http://www.festivalsegou.org/
にも出演している。

 (そのセグーでのニジェール川に落ちる夕日。 夕日タイムには人々が川で洗濯したり、お風呂代わりに身体を洗ったり、釣りしたりしていた。)

盲目とか、第3者は勝手にハンディーキャップと考えてしまうのが、馬鹿馬鹿しいほど、素晴らしい音楽。

音を存分に楽しんでいる彼らの姿勢は、力強い。

Dimanche a BamakoDimanche a Bamako
(2005/08/02)
Amadou & Mariam

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どこでも踊る人達 

  • 2011/06/04(土) 10:22:45

西アフリカを旅すると、町を歩いているだけでいろいろな音が聞こえてくる。


床屋から聞こえるヒップホップ。
飲み屋から聞こえる甘~いレゲエ。
カフェのラジオから流れるアフロポップス。
そんな音を聞きながら現地の人は、大人だろうが、子供だろうが、いつの間にか腰を振っている、

その中でも強烈なのは、町角で行われる冠婚葬祭。
結婚式で踊ると言うのはまだ理解できるけど、葬式でも踊る。
そして、赤ちゃんが産まれたときも踊る。しかも町中、村中の人を集めて。




そして、そんなパーティーを彩るのはグリオと呼ばれる音楽家集団。彼らは代々受け継がれる音楽家で、文字で歴史を伝えることのなかった時代の口承伝承人としての役割を果たしていた。
このマンデの人達の文化は、セネガル、マリ、ギニア、ブルキナファソが中心として残っている。
R0030541

今でもその文化が息づき、グリオたちは祝いの場に呼ばれ演奏している。
そんな祝い事をうまくまとめた動画を発見。本当にこんな感じなだよね。





 こんな祭りが、週末になるとそこらじゅうでやってる西アフリカ。恐るべし!
村中、町中 踊ってます!

Welcome to MaliWelcome to Mali
(2008/12/16)
Amadou & Mariam

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セネガルの甘い夜 ウガンダの新星

  • 2011/06/03(金) 02:50:25

フランスの植民地だったこともあり、西アフリカの町には必ずと言っていいほどフランス語文化を伝える文化センターなるものが存在している。

毎年6月世界的にも有名なジャズフェスティバルが行われるサンルイ島でも、例外ではなくフランス文化センターが存在し、興味深いコンサートやエキシビジョンを展開していた。
http://www.ifsaintlouis.org/


会場はオープンエアーのステージで200人も入ればちょうど良い大きさ。そして大西洋から来る夜風が気持ちのよい場所だ。
入場料1000cfa(200円くらい?)

今回のアーチストはウガンダから来たMaurice Kirya。
http://www.myspace.com/mauricekirya

いきなり英語圏ウガンダの流暢な英語に、フランス語圏のセネガル人の反応は鈍かった(笑)が、甘ーいR&bとアフロソウルに会場もウットリ。

84年生まれ。音楽家の家族で育ち、ゴスペルを歌っていたところRadio Francaise internationalの2010年の新人アーチストとして選ばれる。演奏力、歌唱力、そして会場をうまく引き込むカリスマ性を感じさせてくれるステージだった。



しかし 甘かった~

Brown SugarBrown Sugar
(1995/07/17)
D\'Angelo

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ヒッチハイクでサハラ越えの出会い

  • 2011/06/02(木) 02:09:34

アフリカの旅 いや はたまた 世界中の旅路の中で ロマン溢れるのが 「サハラ砂漠越え」

中学生の頃 漠然と見ていたパリダカールラリーのテレビ中継では、数多くのラリーカーやバイクが砂丘に埋もれていった。

今回、モロッコより西サハラを通りモーリタニアへ南下するにあたり、通らなくてはならないのが「サハラ砂漠」。

しかもこの「サハラ越え」のルートには公共交通機関が存在しないため、ヒッチハイクでの「サハラ越え」となる。

モロッコ最南端の西サハラ領土の町ダフラは、旅人が中古車を売りに行くヨーロピアン、特にフランス人の車を探すことで有名な町でもあり、アフリカを旅するオーバーランダーが集まる有名なキャンプ場が↓だ。



ここで出会ったのはフランス人3人組。ちょいと年配の彼らのリーダーは毎年アフリカに来ていて、セネガルに家を持ち、セネガル人ミュージシャンをフランスに連れいっているマネージャーだった。

アフリカ通の彼は、別れ際にセネガルのアーチストの連絡先を渡してくれた。彼曰く「10年来の友人で家族なんだ。セネガルの音楽を楽しんでね」と。

そしてモーリタニアを抜け、そのミュージシャンのいるセネガルのサンルイへ向かった。

彼らのバンド名は「lampfall du senegal」セネガルの灯といったところか。

そんな彼らの家にホームステイさせてもらった。
家族全員で一つのお皿で食事をし、みんなで寝る。
「これがアフリカの平和だよ。その中で創造するんだよ」と。



ブラックアフリカ初日から、素晴らしいアーチストの家にホームステイさせてもらった。 アフリカの懐の深さを垣間見る。


Senegal Urban RhythmsSenegal Urban Rhythms
(2013/06/25)
Sagar N\'Gom

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モーリタニア

  • 2011/06/01(水) 00:36:22

西アフリカ一発目はモーリタニア。

お隣の国モロッコ人に言わせると「砂とラクダしかない国」モーリタニア。
行ってみると確かに砂しかない。。。。。首都の道にも砂砂砂。。。

そう ここはサハラの国。厳しい自然環境の中人々はお茶を何杯も飲みながら暑さを凌いでいる。

民族的には北からモロッコのムーア人のアラブ系と南からのセネガル人やマリ人さらには西アフリカ全土からのブラックアフリカ系が織り交ざり、さらにはサハラ砂漠のエリアには遊牧民で知られるトゥアレグやサハラウィと呼ばれる西サハラ系の人々が混在する、他民族は共生する国モーリタニア。

この砂漠を中心とした厳しい環境がそうさせるのか、他民族ながらも非常にお互いの民族を尊重しあう共生が出来ている国家でもある。

音楽しては、其々の民族が独自の音楽を楽しんではいるのだが、ここではモーリタニアのなかでも大多数を占めるムーア系の音楽を紹介。

女性のアーチストが目立つモーリタニア。
まずはこちら↓


http://www.malouma.com/

現代のモーリタニアの音楽を世界に広めた一人。
イスラムのアラブ世界の中で、社会性のあるメッセージを歌う彼女はパリやモロッコでも演奏している。

そんな彼女の影響なのか
モーリタニアのとある国際機関で働く友人に聞くところ、
「アラブ諸国の中では社会的にも、政治の世界でも、もっとも女性の声が反映される国」とのこと。

そしてモーリタニアの首都ヌアクショットに住む友人のスペイン人のオススメは↓


↑はフランスの植民地だった国には多数存在するフランス文化センター (Centre de culturel francaise) でのコンサートの動画。
西アフリカ、特にフランス植民地だった国の首都や、大きな街には必ずあるフランス文化センター。どこのセンターも魅力的な音楽のコンサートやアートを紹介しており、今回の西アフリカの旅ではとってもお世話になった。

DunyaDunya
(2004/02/10)
Malouma

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